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物流改革Platform/X Mileがドライバーと企業を守る安全教育をスマート化

2024年06月20日/SCM・経営

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働き方改革によりドライバーの時間外労働時間が制限され、物流効率化が求められている。輸送ルートや拠点再編などドラスティックな改革に取り組む一方で、置き去りにしてはいけないのが安全対策だ。トラック事故が与える経営へのインパクトは極めて大きい。

こうしたなか物流事業者向けクラウドサービス「ロジポケ」を展開するX Mile(クロスマイル)が提供する動画を活用した教育ツールが注目されている。スマートフォンやタブレットを使いスキマ時間に受講できる手軽さに加え、計画作成から実施・管理、監査対応まで一気通貫で対応。DXで管理者側の工数を大幅に削減し、「教育にまとまった時間がとれない」「ドライバーや管理者の負担を減らしつつ、効果を高めたい」というニーズに応えた。

<トラック事故は影響が大きい(イメージ)>1507658 l 710x473 - 物流改革Platform/X Mileがドライバーと企業を守る安全教育をスマート化

「『ロジポケ』は2024年問題や人手不足、人材の定着など業界課題に対しオールインワン、かつ一部からでも業務DXに活用できるサービス。労務管理や運転者台帳など様々な機能がありますが、安全教育はDXを社内に浸透させる第一歩として導入されるケースが多いですね。事故を起こすと荷主や社会への信用に関わるだけでなく、自動車保険料も上がります。固定費削減の意味からも安全教育は効率化と効果を実感していただけると思います」とX Mileの安藤雄真氏。動画教材の効果や導入メリットについて聞いた。

<X Mile マネージャー 安藤雄真氏>
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こだわりの動画教材を提供
計画から監査対応まで管理も楽に

――  「安全教育」機能の主な内容は?

安藤  ロジポケの安全教育には、受講状況を精緻に管理できる仕組み+監査対応という特徴があります。動画教材は教育義務があるものから、危険予知訓練に必要なドライブレコーダー教材まで網羅されており、その他、倉庫関連の教材や初任運転者講習、今年2月に労働安全衛生規則改正により義務化された「テールゲートリフターの操作に係る特別教育」もあり、広範囲に対応しています。

――  動画教材は自社で制作したものですか?

安藤   全て自社内で制作したオリジナルです。テキスト(資料)もありますので、集合研修にも個別研修にも対応できます。動画は業界経験者がディレクションして社内の制作チームで作成し、品質にこだわっています。受講者は運転のプロですからね。実際の事故映像などを使用したものもあり、長さは1本あたり数分から数十分程度。スマートフォンやタブレットを使えば、スキマ時間などを活用してeラーニングで受講することもできます。

<動画教材で受講しやすく(イメージ)>
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――   なぜ、動画なのでしょうか。

安藤   一般的に、動画は文字に比較して情報量が多いと言われています。時間がないドライバーに、いかに情報を最大化できるかがポイントです。また、取り組んだ情報を記憶定着させる効果も、文字に比べて2倍というデータもあります。しかし記憶定着率が上がったとしても、同じことを繰り返すと飽きがくるのが人間。特に法定12項目は毎年実施することが義務付けられていますが、見え方や情報の鮮度を変えることで、ドライバーの興味関心や安全意識を高めていければと考えています。

――   受講環境についても選択肢が増えますね。

安藤   スマートフォンやタブレットを使って、スキマ時間などを利用して受講することもできますが、紙ベースのテキストもあります。最近、動画を取り入れる会社も増えてはいますが、紙ベースで教育を取り組まれている会社もまだ多く、選択肢を広げて毎月継続的に実施することが大切。そのためにまずは年間で教育計画を立てて、リアルタイムで実施状況を管理しながら、受講率100%を目指します。

ただ、多くの管理者は教育専任ではなく他にも業務を担っています。管理者側にとってもDX化により監査対応までの工程が大幅に削減できるので「自前でやるより楽になった」「教育の品質が高まり、安定した」との声を多くいただいています。ロジポケでは安全教育機能の一部から、事業所単位で利用できるので、大手運送事業者から中小企業まで幅広く導入いただいています。

事故リスクは経営リスク
安全教育は保険料低減への投資

万が一、事故を起こした場合、事業所には「交通事故報告書」の作成が求められる。報告書の入力項目にはドライバーや車両情報のほか、損害金や事故種別情報、事故の原因、今後の対策などを記入し提出する必要がある。「ロジポケ」安全教育導入により、こうした報告書作成もワンクリックで行うことができる。 DX化でこうした事故対応・時間を削減できることはもちろんだが、事故削減により保険料を低減できるという効果もある。

<事故と保険料の関係(協力保険会社提供)>
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――   事故により自動車保険料はかなり違ってきますね。

安藤   以前、セミナーを一緒にやらせていただいた保険会社の方が「保険料を削減するなら事故を削減するのが一番です」という話をされていました。近年、燃料油やタイヤの値段も上がり、整備料金も上がるなどの外部環境に加え、ドライバーを確保するため運賃を上げなくてはいけない。しかしこうした外部環境はコントロールしづらく、一方で、事故を削減するためには教育があり、個人のスキルもありますが、コスト削減に向けて一程度、努力できる部分。様々な物流コストが上がっていくなかで、どこから下げていくのかというと、自動車保険料はひとつの大きな可能性があると思います。

――   導入効果はどのように検証していますか。

安藤   ロジポケのようなソフトウェアは、入れて終わりという、使いこなすことができないということが多くあります。導入しても現場が忙し過ぎてなかなか使い切らず、効果がみえないというケースもよくあります。我々は、使い方についても伴走し、ちゃんと使い倒していただくまでつきあいきる。日々使い倒していただくためには、どのような課題を解決したら良いかを、お客様と対話しております。

――   今後、どのような展開を考えていますか。

安藤   教育というのをもっと業界課題である人材不足や人の定着に対して、教育の結果が使えないか、もっと業界の課題に対して教育ができることはないか、模索していこうと思っています。ドライバー1人ひとりに向き合っていくために『教育』という文脈からできること、限りなく事故をゼロに近づけていくにはどうしたらいいかを、もっと考えていかなければならないと思っています。

――   最後にメッセージをお願いします。

安藤   人手不足により2024年には14%、2030年には34%の荷物が運べなくなると試算されています。これ以上働き手が減ると日本経済がまわっていかなくなる、その一つの要因が事故であり、ドライバー減少は物流の成長・維持の鈍化に拍車をかけてしまいます。物流業界の多重下請け構造と長時間労働には、圧倒的非効率という背景があります。コストを削減しながらドライバー1人ひとりの給与や会社の利益率を改善していくことで企業が生き残っていくと思いますし、人材の定着にも繋がります。一部で終わらせず、運送会社全体の業務を効率化してくためにDXが必要です。何か課題があればお気軽にご相談ください。

■「ロジポケ」サービスサイト:https://logipoke.com/

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イメージキャラクター
「ロジポケくん」

ロジポケとはロジスティクスとポケット(手軽さ)を組み合わせた造語。DXというとハードルが高そうだが手軽に使える機能から使ってほしい、との想いがある。その1つ、ロジポケアシスタントでは、全日本トラック協会が認定する「貨物自動車運送事業安全性評価事業」(Gマーク制度)の申請をサポートしている。2023年度からWebでのGマーク申請に対応しており、安全教育機能との連携によりワンクリックで申請可能となっている。

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