ラストワンマイルソリューション(LOMS)は6月5日付で、栃木県さくら市の「高野商運グループ」と資本業務提携した。
全国の新聞販売店のリソースを活用した狭域商圏の配送網を構築するLOMSと共同配送など持続可能な物流へ取り組む総合物流企業でありながら栃木県内の配送に力を注ぐ髙野商運が業務提携することで、栃木県内のラストワンマイル配送の効率化を加速し、持続可能な物流に貢献していくとしている。
今後は、LOMS新聞販売店と狭域商圏内配送に注力する地域に根差した物流企業との連携を強化し、対応エリアの拡大を目指す。今回の資本業務提携で、物流での地域間格差の解消のジャイアントリープとなることを期待している。
なお、LOMSは都市部だけでなく、人口減少や少ない荷物量により配送の効率化が難しいとされている地方でも新聞販売店の既存リソースと配送ネットワークを活用し持続可能な物流網を構築するために検討を行ってきた。今般、栃木県内全域のラストワンマイル配送の持続化を目的とし、栃木県内に物流拠点を3か所設ける髙野商運グループロジサポートと資本業務提携契約を締結したもの。
また、新聞販売店の持つリソース(人材・車両・店舗・スキル)は、現在物流業界が抱える課題解決へ繋がる貴重なリソースだと考えている。発行部数が減少する新聞販売店にとっても自身の持つリソースに新しい価値を創出することは経営維持に繋がることであると考えている。