AZ-COM丸和ホールディングス(HD)が8月5日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高496億8000万円(前年同期比4.5%増)、営業利益18億5500万円(50.5%減)、経常利益20億5700万円(45.2%減)、親会社に帰属する当期純利益12億2300万円(42.2%減)だった。増収ではあるものの、株式公開買付け関連費用が影響し減益となった。
物流事業のうち輸配送事業では、新たに複数の配送拠点を開設したことや稼働台数の増加が寄与し、売上高は99億2200万円(8.5%増)。EC常温では稼働拠点の閉鎖と中継拠点の見直しに伴い、センター間の幹線輸送数が減少し、売上高は131億1500万円(11.7%減)だった。
また3PL事業では、EC常温で新規に受託した物流センターの稼働などスクラップアンドビルドが進み、運営センター数が増加した結果、売上高は144億7200万円(16.4%増)に。
低温食品3PLも、前期開設した物流センターの通期稼働に加え、新たなスーパーマーケットの物流センターの開設や既存取引先の業務拡大もあって売上高は58億円(11.1%増)となった。
医薬・医療3PLは、ドラッグストアにおける業容拡大に向け新たな物流センターを開設し、キャパシティの確保と増加する物量に対応。売上高は56億7800万円(7.9%増)だった。
通期は、売上高2400億円(20.9%増)、営業利益171億円(23.5%増)、経常利益175億円(20.7%増)、親会社に帰属する当期純利益110億円(20.6%増)を見込んでいる。