日本郵船は8月23日、インドネシア・ジャカルタで行われたAZEC（アジア・ゼロエミッション共同体（Asia Zero Emission Community））閣僚会合と併せて開催されたMOU(Memorandum of Understanding)セレモニーに参加し、同社がAZECパートナー国と進める脱炭素の取り組みが紹介されたと発表した。
＜左から：(日本)日本郵船の河野晃副社長執行役員、齋藤健経済産業大臣、(インドネシア)ロサン・ルスラニ インドネシア共和国 投資省大臣＞
AZEC閣僚会合では、日本とAZECパートナー各国との協力案件を紹介するセッションが設けられ、同社とインドネシア国営石油会社のプルタミナ子会社との液化CO2輸送協業やシンガポール海事港湾庁との脱炭素化・デジタルの活用・海事人材の育成を目指した協業が紹介された。
AZEC閣僚会合には齋藤健経済産業大臣のほか多数の日本企業が参加し、関係する脱炭素に関する取り組みやアジア各国企業・政府との覚書が紹介された。
AZECはミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)9か国、オーストラリア、日本によるアジアの脱炭素をめざす連携枠組み。｢多様な道筋による脱炭素｣や｢脱炭素・経済成長・エネルギー安全保障の3つの両立｣を重視し、2023年3月に発足。AZEC閣僚会合の開催は今回で2回目。
