アサヒロジスティクスはグループ会社の川越自動車学校(埼玉県川越市)で、7月31日よりAI教習車を導入した。
AI教習車は、センサーにより自車両、他車両の位置や動きを記録することができ、また車内カメラにより運転者の確認行動の有無を判断、それらの情報を検定時の評価基準に基づいて評価するもので、埼玉県内の指定教習所では初の導入となる。また、運転レポートや動画により、受講者が自身の運転を客観的に確認することができる。川越自動車学校では、このAI教習車を一般企業向けの安全運転研修やペーパードライバー講習に導入している。
現在AI教習車は自動車運転免許取得のための教習には使用することができないが、最先端の技術として前もって保持し、来る時代に備えることで、研修内容のさらなる充実と受け入れ体制の強化のみならず、将来的に懸念される高齢化による指導者不足への対応にもつながると考えている。
<車両上部に取り付けたセンサーで位置や周囲の情報を把握する>
<運転終了後は搭載されたタブレット画面で減点箇所などの確認を行う>
<運転の記録はレポートとしてデータを抽出することができ、自身の振り返りや成果物としての保管が可能>
なお、AI教習車の特徴は、自動運転技術により、車両に後付けしたセンサーで自車両、他車両の位置や情報を認識、記録することができる。また、車内にカメラを搭載し、運転者の目、鼻、耳などの動きから確認行動の有無を把握している。その他、車速や舵角などの走行情報も取得しており、これらのデータから検定時の評価基準に基づいて評価する仕組みとなっている。
教習終了後はレポートとして評価内容を確認するほか、動画にて、減点された項目について確認することが可能。
また、運転する姿勢は、乗れば乗るほど我流になってくる傾向が高くなる。AI教習車では、検定基準に沿って正確に評価することができ、そのレポートや運転動画を活用することで、受講者は普段の運転から忘れてしまっている確認行動や運転姿勢を見直す機会を提供することができる。