両備システムズは8月28日、ロジスティードグループの物流ITシステム全般を提供するロジスティードソリューションズ(LDS社)と業務提携したと発表した。
戦略的パートナーとして、LDS社の物流センター管理システム「ONEsLOGI/WMS」のクラウドサービスを販売する。両備システムズが提供するセキュリティ製品、データセンター、BPOサービスと組み合わせることで販売が強化されるという。
背景には、トラックドライバーや倉庫内スタッフの人手不足が深刻化していることや、手書きの指示書やFAXなどアナログな作業をしている現場も多いことから、物流の2024年問題解決に役立つソリューションを拡充し業務改善につなげたいとの考えがある。
業務提携により、両備システムズは「ONEsLOGI/WMS」の販売だけでなく、LDS社の支援を受け設計や開発を実施。環境をデータセンター「Ryobi-IDC」内に構築して、両備システムズのクラウドサービスとして提供する。
今後は基幹システム、倉庫管理システム、バース管理システム、AIを活用した外観検査システム等と連携し、一気通貫のロジスティクスサービスの提供が実現でき、物流に関する事業の拡大を目指す。