商船三井と三和ドックは9月17日、商船三井がフィリピンで運営する外国人人財コンサルティング事業会社MM EMPOWER CORP(エムエムエンパワー)と協働して、フィリピン人の採用活動を行い、三和ドックでは初となるフィリピンからの技能実習生6名の採用が決まり、9月1日に着任したと発表した。
<6名の技能実習生のフィリピン出国前の様子 (写真提供:Magsaysay Global Services Inc.)>
外国人船員の採用と育成において豊富な経験とノウハウを有する商船三井は、三和ドックが必要とする機関部員および船舶用エンジンの整備経験を有する優れた人材の開拓を進めてきた。三和ドックではこれまで約15年に亘り、ベトナム人の技能実習生を受け入れてきたが、今回新たにフィリピン人実習生を迎えることで、現場の人材の多様化を進めていく。
2024年2月に現地フィリピンで採用された6名の実習生は、現地施設で約5か月間、日本語や日本の文化を学び、本年8月に来日した。さらに日本国内で1か月間の日本語研修を修了し、9月1日付で三和ドックに着任した。三和ドックでは機関部の仕上げ業務に従事し、日本の技能や技術を習得していく。
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