兵機海運は10月31日、大和工業グループ(大和工業及び大和工業の連結子会社ヤマトスチール、以下、総称して「大和グループ」)は、両者の事業発展及び持続的な成長を目指し、資本提携及び業務提携の協議を開始することで合意したと発表した。
大和グループはすでに兵機海運の発行済株式の一部(2024年9月末議決権保有比率0.84%)を保有し、協業関係にあるが、今後の国内海上物流の動向や人材・設備の効率的活用に鑑み、兵機海運を戦略的パートナーとして位置づけることにしたもの。兵機海運は、将来にわたっての業容拡大を目指すうえで、大和グループとの資本関係と業務提携をさらに深めることが有効と考えた。
兵機海運及び大和グループは、兵機海運が有する海上輸送ネットワークの更なる活用を通じて、大和グループの物流の効率化、原材料調達の安定化及び出荷業務の強化ならびに兵機海運の業容拡大が可能と判断し、資本関係と業務提携の更なる強化に向けて検討を進めるもの。
提携内容として、「海上輸送の強化」、「鉄スクラップ輸送の効率化 」、「人材と設備の効率的活用」、「資本関係の強化」を挙げている。
今後、顧客の多様なニーズに応える物流ネットワークの構築に努め、兵機海運及び大和工業グループの持続的成長及びサプライチェーンの安定性を高めていく、としている。
兵機海運 決算/4~6月の売上高は33.9億円、営業利益1.8億円