商船三井とシンガポール海事財団（SMF）は、シンガポールの海事人材育成のパートナーシップ強化に向けて11月27日に覚書を締結したと発表した。
＜商船三井 田村 城太郎 専務執行役員（左）、SMF Hor Weng Yew 会長（右）＞
SMFは、主に官民のパイプ役を担い、シンガポールの国際海事センターとしての発展の推進や、シンガポール海事産業の持続的な成長を支える海事人材育成の促進を目的に2004年に設立された組織だ。
商船三井は覚書に基づき、SMFがシンガポールの公立高等教育機関の学生を対象に行っている「MaritimeONE奨学金プログラム」（海外交換プログラムを含む）において、2025年から2027年までの3年間にわたり毎年2件以上の奨学金を提供することを目指す。
SMFのHor Weng Yew会長は、「この覚書が、シンガポール海事産業における公共利益に向けた我々と商船三井のより深く持続的な協力関係の始まりとなると確信している」と述べた。
商船三井の田村城太郎専務執行役員は、「今回の覚書締結により、我々はシンガポールにおいて海事人財育成に取り組むことへのコミットメントを明確にする」とコメントした。
商船三井／グループ各社のべ1000人が15か国で社会貢献活動
