資源エネルギー庁が11月29日に発表した10月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1056万kl(前年同月比7.2%減)となった。
輸入先国は、量が多い順にアラブ首長国連邦(505万kl、9.6%増)、サウジアラビア(441万kl、8.4%減)、カタール(43万kl、19.2%増)、クウェート(32万kl、46.4%減)、中立地帯(11万kl、前年同月実績なし)、となっている。
中東依存度は97.8%で、前年同月と比べ5.8ポイント増と前年を上回った。
燃料油の生産は1127万kl(4.0%減)と5か月連続で前年を下回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、A重油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、ガソリン、灯油及び軽油は前年同月を下回った。
燃料油の在庫は1023万kl(1.8%減)と3カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油と軽油およびB・C重油は前年同月を上回ったが、ナフサ、灯油とA重油は前年同月を下回った。
石油統計速報/7月の原油輸入量12.8%減、中東依存度は97.6%