名港海運グループは12月5日、防災訓練および消防訓練を実施したと発表した。
防災訓練は12月2日、南海トラフ巨大地震が発生した状況を想定し、同社BCP(事業継続計画)マニュアルに基づいた、一連の訓練を行った。
防災訓練では、緊急地震速報放送、安全確保行動、屋外避難、津波避難、安否確認訓練、通信訓練、地震対応シミュレーション訓練などを実施。一部除く同社グループ全拠点で約2000人が参加した。
また、各班の連携力強化を目的として、過去の図上訓練で判明した課題への取り組みを班ごとに発表した。
マニュアルに基づいて各班の行動を再確認するとともに、マニュアルだけでは決めきれない状況下の対応について討論することで、新たな課題の発見と災害対応力の向上につながったという。
消防訓練は10月28日に飛鳥物流センターにて実施、34人が参加した。消防設備点検会社から講師を招き、火災発生から初期消火までの一連の流れや消火器および消火栓の使い方を再確認した。
同社は今後も、各種訓練を継続的に実施することで、災害による被害を最小限に抑え、大規模災害下においても、顧客の事業継続をサポートできるよう、防災体制および事業継続力を高めていくとしている。
名港海運/2024年問題への対応でトラック予約受付システム4拠点に導入