出光興産は12月11日、燃料油の配車計画の作成業務に、AIと最適化モデルを活用した新システムを12月から本格導入したと発表した。
導入したシステムでは、「サービスステーション(SS)ごとに油種別、季節や曜日別での需要予測」をAIが行い、「需要予測に基づく配車に必要な各種計画の立案」と「タンクローリーの配車」を最適化モデルが行う。
配車計画の立案には計画配送を含め、様々な条件を考慮する必要があり、これまで配車担当者は多くの時間を要してきた。
本システムの導入により、配車計画を短時間で作成でき、配車担当者の練度を問わず、配車計画の質を維持できるようになったという。
今後は配車担当者全員がシステムを利用して、配車計画の作成時間の25%削減を目指すという。
同社は今後も最新の技術を活用し、物流の2024年問題などの社会課題も意識しながら、業務効率化とエネルギーの安定供給の両立に取り組んでいくとしている。
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