Hacobuは2月1日、トラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」にオプション機能として、複数拠点の物流データを一元管理・分析できる「拠点横断アナリティクス」機能の提供を開始する。
「拠点横断アナリティクス」機能により、本社と拠点の両視点で物流データを分析することができる。本社では統一されたKPIで複数拠点のパフォーマンスを比較し、全体の課題を把握できる。一方、各拠点では、荷待ち・荷役時間、滞在時間、予約件数などの詳細なデータを比較・分析することで、個別の課題や改善ポイント、改善の優先順位を明確化できる。これにより、全社的な最適化と現場の具体的な改善活動を両立し、効率的な物流運用を支援する。
車両の滞在時間や荷待ち時間が長いなどの課題を迅速に特定・原因分析できる機能を備え、課題が発生した際、詳細データに即座にアクセス可能となり、問題の発生源を特定して迅速な解決策を導き出せる。この効率化により、課題解決までの時間を短縮する。
さらに、国が定める物流適正化ガイドラインなど、最新の法規制や業界基準に応じた数値算出ロジックのカスタマイズが可能だ。
初期リリースではβ版提供時のフィードバックを反映した標準テンプレートを提供し、企業の全社横断的な物流改善活動を支援する。その後、業界・業態や顧客ごとのニーズに応じたダッシュボードの柔軟な設計変更や追加機能を提供し、より深いインサイトを得られる環境を構築していく。これにより、物流業務のデータ活用を促進し、より効率的かつ持続可能な物流体制の構築を支援する。
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