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Hacobu/安田倉庫グループの情報連携強化、物流効率化を推進

2025年02月13日/IT・機器

Hacobuは2月13日、安田倉庫がグループ間の物流効率化と情報連携強化を目的に、同社が提供する配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を導入していることを発表した。

安田倉庫では2017年から「MOVO Vista」を導入開始し、現在8拠点で利用している。この結果、運送依頼業務では約50%〜90%、請求書作成業務では約80%の時間短縮を実現。また、担当者間での車両手配状況の共有がスムーズに行えるようになり、業務の複線化が容易になったという。

<MOVO Vistaによる運送依頼の様子(安田倉庫)>
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こうした実績をもとに昨年10月、安田倉庫グループの運送部門である安田運輸が同サービスを導入し、安田倉庫・安田運輸・協力会社間で配送案件情報のデジタル化が実現した。

主な効果として、従来、表計算ソフトで管理されていた運行管理表について、入力ミスの防止や請求確認に要する工数の削減につながったという。また各拠点で蓄積されたデータが可視化されることで、拠点をまたいだ配車業務の最適化が可能となり、業務全体の効率化が期待されている。

<導入後の企業間の情報連携イメージ>
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安田倉庫の新井康一DX事業推進室長は、「可視化・共有化により業務の属人化が解消され、リモートワークにも対応している。今後、安田運輸のみならず当社の運送グループ会社との連携を深め、物流課題解決に資するサクセスシナリオを目指し、物流業界全体の発展に貢献したい」とコメントしている。

さらに、2025年4月施行の改正貨物自動車運送事業への対応に向けて、MOVO Vistaの「実運送体制管理簿出力機能」の活用も視野に入れているという。同機能により物流業務の透明性を高め、法令遵守や適正取引の実現を支援する仕組みづくりに取り組んでいく考えだ。

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