商船三井は3月7日、子会社のMOL PLUSが「東京金融賞2024」のサステナビリティ部門を受賞したと発表した。
<MOL PLUS 阪本拓也 代表(左)と小池百合子東京都知事>
東京都が主催する「東京金融賞2024」は、金融分野のイノベーションの創出や、金融の力を用いた持続可能な社会の実現に資する取り組みを表彰する取り組み。
海運分野に関する取り組みとしては、MOL PLUSの受賞が初となる。
2025年3月3日に開催された表彰式では、109件の応募の中から選ばれた4社が、サステナブルな社会の実現に貢献した金融活動(投資や融資など幅広い金融活動を含む)や持続可能な社会の実現に貢献した取り組みを評価され、「サステナビリティ部門」の受賞者として表彰を受けた。
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」においてサステナビリティ課題の解決や、社会と共に持続的な発展を目指している。
商船三井のCVCとしてスタートアップ企業への投資や商船三井グループとの協業推進を行うMOL PLUSは、環境・サステナビリティ領域を重点に投資を行っており、ESG投資の普及やSDGsの実践で優れた企業として評価、受賞の理由となった。
今後もMOL PLUSは、スタートアップ企業への出資や協業を通じ、スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループが持つリソースに相乗効果を生ませ、「海運業と社会に新しい価値をプラスする」新規事業の創出を目指し続けるとしている。
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