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ソニーマーケティングと日立GLS/家電の共同物流エリア首都圏・関西に拡大

2025年03月17日/3PL・物流企業

ソニー製品のマーケティング・販売を担うソニーマーケティングと、日立グループの家電・空調事業を担う日立グローバルライフソリューション(日立GLS)は3月17日、国内家電市場における共同物流エリアを、北海道に加え首都圏と関西に拡大すると発表した。

両社は2024年4月から北海道における両社の物流倉庫を統合し、各量販店の物流センターへの共同配送を開始。2025年4月以降順次、共同物流を首都圏エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)と、関西エリア(大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、和歌山県)に拡大する。

首都圏エリアでは、東京港に到着した日立GLSの一部海外生産品をソニーマーケティングの対象配送拠点へコンテナごと輸送(ドレージ輸送)し、量販店の物流センターへ共同配送を行う。

また関西エリアでは、従来それぞれの配送拠点から個別に配送していた製品を、両社の輸送車両をまとめるなどして効率的な配送を行う計画。こうした取組により輸送効率を改善し、ドライバー不足など国内物流課題の改善や、環境負荷の軽減につなげる。

両社は、北海道での量販店への配送物量の約8割を共同で配送し、効率的な輸送を実現している。こうした実績を踏まえ、首都圏エリア・関西エリアにも共同物流を拡大し、顧客に提供する物流の品質維持と環境変化への対応力向上を図るとともに、物流業界の課題解決へ貢献する方針だ。

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