ハクオウロボティクスは3月18日、東京ロジファクトリーの川越物流センターへ自動フォークリフト「AutoFork」を納入し、自動フォークリフトとエレベーターとの連携を実現したと発表した。
<自動フォークリフトとエレベーター連携機能の実運用の様子>
エレベーター連携にはOcta Roboticsが開発したロボット連携システム「LCI」を採用。ハクオウロボティクスはこれまで東京ロジファクトリーと実証実験を行うなど、AutoForkとイーケーエレベータが製造した荷物用エレベーターとの自動連携に取り組んできた。
「LCI」は、エレベーター、自動ドア、セキュリティ、ロボットの種類を問わずマルチベンダーでの連携を可能にする通信サービスで、ロボットが建物内を自由に移動できるシステム。AutoForkは、今年2月からエレベーターとの連携を実用化し、多層階にわたる物流倉庫内での自動搬送が可能となった。
同社によると、こうした取組は物流業界でも初となり、自動化をさらに加速させる仕組みとなる。エレベーター連携機能により、作業効率の向上と人的負担の大幅な軽減が期待される。
現在、実運用開始後の最適化作業の検証を進めており、今後は通常運用フェーズへと移行する。今同社は後も安定稼働の確立に向けた改善を重ね、物流業界の革新を推進していくとしている。
ハクオウロボ/自動フォークが東京ロジファクトリーの川越センターに導入