LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





三井倉庫HD/SCMデジタルプラットフォームを三井化学物流部に提供

2025年03月31日/IT・機器

三井倉庫ホールディングスは3月31日、三井倉庫グループが輸出業務を支援する「LVL船積手配管理サービス」を三井化学 物流部に提供したと発表した。

<サービス概要図>
20250331mitsuisoko - 三井倉庫HD/SCMデジタルプラットフォームを三井化学物流部に提供

グループは、2021年に「三井倉庫グループDX戦略」を策定して以来、SCMにおけるデジタル化、見える化することを通じて社会価値を創出することを目指している。総合物流企業として長年培ってきた物流業務の知見を活かし、顧客の物流の最適化を支えるSCMデジタルプラットフォーム「LVL(Logistics Value Link)」を構築することで、モノの動きや所在情報をデジタルで蓄積・管理・活用
および、情報伝達のデジタル化による業務効率化を支援している。

サービスは、LVLをベースに、三井化学の物流部向けに共同で開発したサービス。LVL船積手配管理サービスの特徴は、1. タイムリーな船積手配状況の照会、2. 同社グループ以外の物流委託先や乙仲が手配する案件など、全輸出情報の集約化、3. 船会社への月次支払いデータ作成(適用料金の自動引当て)が可能だ。

本船予約の手配状況がウェブ上で確認でき、共通の管理画面を介して各業務の担当者間での円滑なコミュニケーションが可能になるなど、輸出に関わる業務効率化が図れる。また、船積実績などのデータのタイムリーな連携により、迅速な経営判断を実現できる。

なお、このサービスで集約した物流データをもとに、同社グループが提供するCO2排出量の一括算定サービス「SustainaLink」を活用したCO2排出量の算定も可能だ。

三井倉庫HD/マルチピッキングカート新開発 EC向け出荷効率化

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース