ANAホールディングスが7月29日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、貨物収入は国際線が422億円(前年同期比2.0%減)、国内線が53億円(2.0%減)となった。
国際線貨物では、米国の関税政策により中国発北米向け三国間貨物の需要が減退する中、アジア発北米向け貨物の取り込みを強化したこと等から、輸送重量は前年同期を上回ったが、為替の影響等により、収入は前年同期を下回った。
路線ネットワークでは、需要動向を見極め、必要に応じて貨物専用機の運航路線や供給量を柔軟に調整することで収益性の確保に努めた。
また、8月1日に日本貨物航空(NCA)を子会社化し、高品質かつ競争力のある航空貨物輸送サービスの提供を進めていく。
ANAHD/簡易株式交換による日本貨物航空の完全子会社化は8月1日に