フクシマガリレイ(本社:大阪府)は8月5日、食品などの低温輸送などに使用する「蓄冷剤」専用の急速凍結庫(単相100Vタイプ)の発売を開始する。
従来の急速凍結庫は三相200V仕様で専用の電源工事が必要となるが、新たに開発した凍結庫は一般家庭でも使われている単相100V仕様のため工事不要で設置できるのが特徴だ。
なお、蓄冷剤用急速凍結庫の「単相100Vタイプ」は業界初となる(同社調べ、2025年7月25日現在)。
蓄冷剤は耐久性が高く繰り返し使用でき、ランニングコスト削減や環境の負荷も少ないため、近年需要が高まっているという。
ガリレイグループではサステナブルビジョン「グリーン冷媒への転換」の一環として、冷媒は地球温暖化係数が1390のR448Aを採用(GWP数値は令和5年経済産業省・環境省告示第3号より引用)。従来の冷媒R404Aと比較して、環境負荷低減に寄与しグリーン化にも貢献する。
主なターゲットは、運送会社やネットスーパー、学校給食センター、医薬品卸会社、食品飲料メーカー、洋菓子店など。年間目標販売台数は1000台を見込んでいる。
■製品仕様
蓄冷剤用急速凍結庫単相100Vタイプ
機種名:GKD-082FM1-S(写真掲載機種)
標準価格:238万5000円(税抜)
外形寸法:W755×D870×H2030mm
有効内容積:475L
製品質量:125kg
冷却性能:-30℃以下
電源:単相100V
消費電力:冷却時 1226/1234W(50Hz/60Hz)
霜取時 1248W
フクシマガリレイ/岡山県勝田郡の工場隣接地に新配送センター開所