厚生労働省は8月4日、荷主や発注者の参考となるような取組作成へ、取組事例の募集を開始した。
建設の事業、自動車運転の業務に時間外労働の上限規制が適用されてから約1年が経過し、更なる働き方改革を推進していくため、取組事例を幅広く収集するもの。今年度、事例集にまとめた上で周知・広報する。
対象となるのは、取引慣行上の課題(短い工期や長時間の荷待ちなど)に対し、改善に向けた取組を行っている事業所、または取り組む事業所等を有する企業・団体等。法人格を有するものに限るが、規模は問わない。
トラックを利用する発・着荷主や倉庫事業者が荷待ち時間の削減や荷役作業の効率化を図った事例、運送契約(附帯作業、運賃・料金)に配慮を図った事例などを募集する。
事務局が選考を行い、取材協力や厚生労働省が作成予定の事例集、関連サイトなどで公表する。
募集期間は2025年8月4日~2025年9月30日17時半まで。
■詳細
厚生労働省「はたらきかたススメ」
https://hatarakikatasusume.mhlw.go.jp/case-submission/
■働き方改革取組事例紹介動画「現場を変える、未来を変える 〜積水ハウスの挑戦〜」