サプライチェーン統合型クラウド「Spectee SCR」を提供するAIスタートアップ Specteeは12月22日、激甚化する自然災害への対策を支援する「津波警報」と「台風進路予想」機能を大幅にアップデートしたと発表した。
気象・災害情報とサプライヤーを連携させることで、サプライチェーンリスクマネジメントの「迅速な初動・対応」を後押しする。
クラウドの新たな機能として、津波警報・注意報が発表された際、対象となる区域を地図上に重ねて表示できるようにした。地図上で視覚的に対象エリアを把握できるため、沿岸部に位置する工場やサプライヤーのうち影響を受ける可能性が高い場所を瞬時に特定できる。これにより避難指示の配信機能と合わせて、初動対応開始までの時間を大幅に短縮できるという。
また気象庁が発表する台風の進路予想図を重ねて表示できる機能も追加し、自社のサプライチェーンへの影響や事前の在庫確保や代替生産の検討など、より早期な対策が可能となる。
さらにグローバルなサプライチェーン管理のニーズに応えるため、米国を拠点とするナショナルハリケーンセンターの進路予想図も地図に重ねられるようになったという。
Spectee/サプライチェーン・リスク可視化「スマートリスク管理」提供開始、無料トライアルも
