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椿本チエイン/物流倉庫向けデータ分析サービスで新プランを提供開始

2025年10月27日/IT・機器

椿本チエインとKDDIの合弁会社「Nexa Ware(ネクサウェア)」は10月27日、物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」を月額で利用できる「Entryプラン」と「Premiumプラン」を提供開始した。

利用目的や分析期間に応じて、柔軟に選べるプラン体系を整えることで、顧客に合わせた最適なプランを選ぶことができる。

新プランの提供では、「シフトシミュレーション」と「予実管理」機能を強化した。導入時の初期負担軽減に加え、出荷作業量に応じた最少の運用人数予測、急な欠員や作業遅延時の作業員再配置を支援する。

<シフトシミュレーション>
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「シフトシミュレーション」のアップデートでは、「顧客の倉庫業務に応じた作業工程の設定とシフト作成が可能」、「雇用形態に応じて変動する勤務時間を考慮し、より実運用に適したシフト調整が可能」、「パラメータシートの活用により、入力工数の削減と再利用性の向上を実現」としている。

<予実管理>
20251027tsubskimoto2 - 椿本チエイン/物流倉庫向けデータ分析サービスで新プランを提供開始

「予実管理」機能のアップデートでは、「フィルタ項目の設定機能を強化し、顧客の要望に応じて表示内容の設定が可能」、「過去の実績進捗を確認できる機能を追加し、日々の振り返りや改善活動に貢献」としている。

これにより、現場管理者の負荷軽減や迅速な意思決定の促進、作業者の労働時間抑制、出荷遅延の防止などを実現し、物流倉庫業務の継続的な業務改善とコスト最適化に貢献する。

また、このサービスは、KDDIとアマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)の戦略的連携のもと、低コストかつ安定した運用を実現するクラウド環境により提供する。

今後は、物流倉庫内の自動化設備と連動した分析・最適化機能を拡充し、設備の稼働状況や作業効率の可視化を通じて、現場の運用改善を継続的に支援する。業務の生産性向上や運用コストの最適化を促進しながら、顧客の事業成長に貢献していくとしている。

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