三井倉庫ホールディングスは5月13日、同社および東京地区に所在するグループの各事業会社(三井倉庫、三井倉庫エクスプレス、三井倉庫ロジスティクス、三井倉庫サプライチェーンソリューション) 計5社の本社機能の統合・移転が5月12日をもって完了し、新たに「MSH日本橋箱崎ビル」にて業務を開始したと発表した。
新オフィスに東京地区のグループ本社機能が集結する機会を、同社グループは次なる変革と挑戦に向けた重要な転機と捉えている。移転によって意志決定の迅速化に伴う効率的なグループ経営を図るとともに、組織や事業の垣根を越えた従業員の闊達なコミュニケーションの創発によるグループ一体化を促進する。これにより新規事業の開発や共創による統合ソリューションサービスの拡大など新たな物流の可能性を広げ、さらなる企業価値の向上を目指す。
新オフィス構想のコンセプトに「交流と刺激による変革」を掲げ、オフィスは「シームレス」「オープン」「チャンス」「アクティブ」をキーワードにしてエリア分けとレイアウトを行い、グループ従業員同士の活発なコミュニケーションの創発と連携が行われることを意図した環境を構築した。
また、Activity Based Working(ABW)方式を採用することで、従業員は集中エリアや社内打ち合わせエリア、ラウンジ等の多様なエリアの中から一日の中の業務内容に合わせて最適な場所に柔軟に移動して働くことが可能。
さらに、新オフィスの象徴的な場所として、グループ従業員が利用できる社員ラウンジ「箱崎 CROSS」を設置した。従業員同士が「交わる」「かかわり合う」という意味を込めて「CROSS」(クロス)と名付け、事業会社の垣根を超えた交流の機会を増加させ、活発なグループ間共創の起点となる場を目指している。
グループは1909年の創業以来115年以上にわたり、物流サービスの提供を通じて社会の進化および顧客の事業を繋いできた。今後も変化の激しい事業環境に対応すべく、本移転を機にさらなるグループ経営の強化を図り、グループビジョン「いつもも、いざも、これからも。共創する物流ソリューションパートナー」の実現に向けて挑んでいく、としている。
■移転概要
対象会社:三井倉庫ホールディングス、三井倉庫、三井倉庫エクスプレス、三井倉庫ロジスティクス、三井倉庫サプライチェーンソリューション
新本社住所:東京都中央区日本橋箱崎町19-21 MSH日本橋箱崎ビル
アクセス:東京メトロ 半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩3分、日比谷線・東西線「茅場町」駅 徒歩8分、日比谷線・都営浅草線「人形町」駅 徒歩12分
三井倉庫ホールディングス/グループ各社の本社を中央区日本橋に集約