ニッコンホールディングスが8月8日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高658億2600万円(前年同期比13.6%増)、営業利益50億1500万円(0.9%減)、経常利益55億4500万円(15.2%減)、親会社に帰属する当期純利益26億9900万円(39.3%減)となった。
業務量増加や積極的に進めたM&Aの効果などで増収となった一方、経常利益が為替差損の発生で減少したことなどもあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期を大きく下回った。
セグメント別では、運送事業が貨物取扱量増加や前年5月に連結子会社化した米国Supreme Auto Transport(SPMA社)の寄与などにより、売上高は303億4900万円(14.7%増)、営業利益は前年にSPMA社のM&A関連コストが発生していたことなどから18億2700万円(94.9%増)と大幅な増加となった。
倉庫事業は継続的に行ってきた倉庫の新増設などにより保管貨物量が増加し、売上高は105億1500万円(4.6%増)、営業利益は増収効果により21億1700万円(5.8%増)。
梱包事業は、一部の連結子会社で業務量が減少したことなどにより、売上高は139億6000万円(1.0%減)、営業利益は売上高の減少に伴い9億5000万円(17.2%減)となった。
通期は、売上高2800億円(13.0%増)、営業利益280億円(20.9%増)、経常利益294億円(22.7%増)、親会社に帰属する当期純利益200億円(20.8%増)を見込んでいる。
ニッコンHD 決算/3月期の売上高11.5%増、営業利益9.0%増