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NTTコノキュー、DMS/XRグラスでピッキング補助、効率11%向上

2025年08月20日/IT・機器

PR記事

NTT QONOQ(コノキュー)とディーエムエス(DMS)は8月20日、無線接続方式のXRグラスを活用したピッキング補助アプリケーション(仮称)を開発、実証実験で作業効率の向上を示したと発表した。

物流業界では、無線接続方式のXRグラスを用いた事例として、業界初の取り組みとなる。

<対象物品が保管されている棚までの案内のイメージ>
20250820QONOQ01 710x469 - NTTコノキュー、DMS/XRグラスでピッキング補助、効率11%向上

「ピッキング補助アプリケーション」は、無線接続方式のXRグラスで、ピッキング対象となる物品が保管されている棚までのナビゲーションと、棚の前で対象物品が保管されている棚枠を明示することで、作業を補助する。

<棚前でのピッキング補助のイメージ>
20250820QONOQ02 710x425 - NTTコノキュー、DMS/XRグラスでピッキング補助、効率11%向上

機材には、AR・MRに対応している無線接続方式のXRグラス「MiRZA」を利用。作業時に利用するピッキングリストにそのリストを表すJANコードの負荷と、倉庫内の各棚にQRコードの設置を事前に実施し、それらをMiRZAのカメラで読み取ることで、ピッキング対象物品の保管されている場所までのナビゲーションがXRグラス越しに表示される。

実証実験では、DMSの運用する倉庫内でピッキング作業を行う作業員を対象に、「ピッキング補助アプリケーション」を利用して作業効率向上の程度を検証した。

結果、XRグラス向けアプリケーションによって、作業時に直感的なナビゲーション情報を常に受け取りながら作業できるようになり、熟練度の低い作業員の作業効率を約11%程度、向上できることが明らかとなった。

今後は、作業員の熟練度ごとにグラスをかけない状態とかけた状態での作業ログの比較分析を行うことに加え、作業員へアンケートを実施し、体感情報も収集することで、アプリケーションの機能向上に生かしていくことを想定しているという。

また、アプリケーションの改善に加え、入庫・検品作業への利用領域拡大を通じて、庫内作業をトータルで効率化できるアプリケーションの開発を進めていくとしている。

■各社の役割
コノキュー:企画検討・プロジェクト管理、「MiRZA」用「ピッキング補助アプリケーション」の開発、取得データの集計・分析
DMS:実証フィールドの提供、庫内作業スタッフによる業務でのアプリケーション利用

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