ロイヤルホールディングス、Goals、双日食料およびデリカフーズは8月27日、ロイヤルグループが展開する外食事業の店舗において、食材在庫の最適化および食品ロス削減を目的とした「需給調整プラットフォーム構築プロジェクト」を共同で発足した。
<プロジェクトイメージ>
Goalsは、外食企業向けの業務クラウドサービスを提供しており、AIによる需要予測でDX化を推進している。
プロジェクトでは、流通全体のデマンドチェーンマネジメントにより物流業務の効率化を推進する双日食料、青果物の調達・加工・供給における専門性を活かし、実運用現場における需給調整や品質管理の役割を担うデリカフーズと連携し、食品のサプライチェーン全体の最適化に向けた実証実験を行う。
具体的には、Goalsがロイヤルグループの各店舗に提供しているAI需要予測サービス「HANZO 自動発注」に蓄積されたデータをもとに、物流センターにおける入出庫計画や在庫計画の精度向上を検証する。
またデータをデリカフーズの青果仕入計画や製造計画にも活用し、需給調整の精度向上や青果の鮮度向上を図る。
実証は今年8月から開始しており、保管スペースの縮小や適正な在庫計画に対する有効性を検証しながら、段階的に対象業態や品目を拡大。
さらに今後、店舗における自動発注から、物流センターでの入出庫・在庫管理、購買部門による発注までを包括したサプライチェーン全体の需給調整を、データドリブンかつ一気通貫で自動化することを目指していく。
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