日本郵船は9月12日、船長・機関長が船上の現状や課題について、曽我貴也 社長ら役員と意見交換を行う「社長・船機長懇談会」を、東京都千代田区の本店で開催した。
懇談会には、下船中の船長3名・機関長3名、役員21名、社員128名のほか、航行中の自動車専用船DAISY LEADER(デイジー・リーダー)とLNG船 ENERGY HORIZON(エネルギー ホライズン)からそれぞれ船長・機関長がStarlink(スターリンク)を使用してオンライン参加。
海技者の育成、船上でのDX活用や船舶の設備拡充など多岐にわたる課題について、活発な意見交換を行った。
特に、若手海技者の育成に焦点を当てた議論が活発に行われ、若手社員へのフィードバックの重要性や、指導基準の整備、海技者向けの研修充実化の提案があった。
また、船上生活におけるコミュニケーションの改善策についても意見が交わされ、曽我社長は「シニア職員と若手職員が双方にコミュニケーションを取りやすい職場環境の醸成に一層取り組んでいく」と総括した。
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