三井E&Sは11月5日、静岡市の清水港コンテナターミナルで、ターミナルオペレーションシステムとコンテナ陸運会社の配車システムを連携する新たなサービスの運用を開始したと発表した。
提供を開始したサービスは、ターミナルとコンテナ陸運会社が別々に持つ情報を連携し、ターミナル全体の流れをよりスムーズにするもので、コンテナ陸運会社が管理している「どのトラックがいつターミナルに来るか」や、「どの荷物を運ぶか」という情報と、ターミナルが持つ「船のコンテナ積み下ろし予定や作業の進み具合」「クレーンなどの稼働状況」といった情報をリアルタイムで共有する。
これにより、ターミナル側はトラックの来場を事前に把握して、コンテナの配置や作業機器の準備を効率よく行えるようになり、コンテナ陸運会社は、ターミナルの混雑状況を踏まえた最適な配車計画を立てることができる。
また、新しいサービスとして「Lanescope(レーンスコープ) 推奨レーンランキング表示」を提供。ターミナル内の混雑をリアルタイムで分析し、「どのレーンにあるコンテナを取りに行けばスムーズにコンテナを運べるか」をランキング形式で表示することで、コンテナ陸運会社は混雑していないレーンに蔵置されたコンテナを選びやすくなり、ターミナル側も船の作業とトラックの作業が重なることがなく、ターミナル全体の効率がアップする。
パスコ/配車支援システムをリニューアル、効率化と高精度配車計画を実現
