デカルト・データマインは11月14日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)2025年10月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 2025年10月>

データよると、10月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は、前年比8%減の169万TEUとなった。1-10月累計は前年比0.7%増(1700万TEU)だった。
1位の中国発は前月比3%増と3か月ぶりにプラス、前年比では14%減と減少幅が拡大し、1-10月累計では7%減となった。
2位のベトナム発は前月比3.0%減だが、前年比22%増、1-10月累計では32%増と二桁増を続けている。
主要10品目合計は前年比5.8%減(前月比0.8%増)、1-10月累計では0.1%減となった。
1-10月の主要10品目の動きは、1位の家具類(HS 94)、3位の機械類(HS 84)がそれぞれ0.1%減、1.5%増とほぼ横ばい、電子電機(HS 85)、 玩具・運動具(HS 95)、自動車関連(HS 87)はそれぞれ5.7%、8.5%、8.4%の減少だった。一方でプラスチック類(HS 39)、タイヤなどゴム製品(HS 40)がそれぞれ8.7%、7.9%増となり、10品目全体では横ばい(0.1%減)となっている。
米国輸入世界発合計も、前月比0.3%減の横ばいで231万TEUとなった。1-10月累計も1%増の2365万TEUで、ほぼ横ばいとなった。
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