ハコベルは11月21日、トラック予約/受付システム「トラック簿」と、i-PRO社が提供するAIカメラとの連携を、2026年3月から開始すると発表した。これにより入退場時刻や荷役作業の開始・完了時刻が自動的に登録できる。
「トラック簿」は、バース受付作業をデジタル化し、混雑緩和や待機・作業時間削減につながるソリューションとして導入を拡大しているが、倉庫や物流拠点への入退場や荷役作業の打刻については、タブレット端末やスマホアプリなど主に手作業で行われてた。こうした運用負担改善や人手に頼らない正確な打刻データを求める声が、物流拠点等から多くあったという。
i-PRO社は、パナソニックから独立したセキュリティ、セーフティ、医療用エッジコンピューティングカメラの世界的リーディングカンパニーで、センシング技術を強みとしたAIカメラを開発している。
AIカメラとの連携により現場では、カメラ端末自体が映像を解析し、高精度な検知・識別がリアルタイムで行える。このためドライバーは車両を降りることなく作業時間を自動で打刻でき、荷待ち・荷役時間をより楽に・正確に把握できるという仕組みだ。
ハコベルでは今後も、デバイス開発に強みを持つ様々な企業との連携を強化し、「トラック簿」の使いやすさをさらに高めていくとしている。
ハコベル/「トラック簿」にQRコード受付機能追加でドライバーの待機時間削減
