物流DXシステム事業を展開するハコベルは12月19日、Azoopが運営する運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」を対象とした吸収分割契約を締結し、2026年2月1日から事業を承継すると発表した。
吸収分割契約は、企業が事業の一部を他社に移転するM&A手法の一つ。
ハコベルは、B2B輸送のオープンなプラットフォーム構築を目指しており、同業他社との協業にも取り組んできた。
AZoopが提供する「トラッカーズマネージャー」は、運送会社の収益性・業務効率向上と法令遵守の取り組みを支援するシステムで、今後、物流関連二法やトラック新法など法改正への対応に課題を持つ中堅・中小規模の事業者の経営効率向上に資するソリューションとして事業を受け継ぐことで、シナジーの最大化を見込んでいる。
AZoopは事業承継により経営資源を最適化し、中古トラック売買プラットフォーム「トラッカーズオークション」、物流専門人材に特化した人材紹介サービス「トラッカーズジョブ」などの事業成長を加速する方針。
なお「トラッカーズマネージャーは」は来年2月からハコベルが運営するが、既存ユーザーはサービスをそのまま利用できる。またAzoopが運営する「トラッカーズオークション」と「トラッカーズマネージャー」の連携については今後も継続する。
ハコベルは自社の既存サービス「ハコベル配車管理」との連携も進め、様々な規模の運送事業者に対し、経営効率のさらなる改善を支援していくとしている。
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