日本産業車両協会が12月22日に発表した2024年(1~12月)の無人搬送車システム納入実績によると、納入件数は国内・輸出向け合計で762システム(前年比4.7%減)、納入台数は2906台(6.4%減)となった。
納入件数の車両タイプ別割合は、「無人搬送車(台車)」が53.0%(前年41.9%)、「無人けん引車」が38.3%(50.4%)、「無人フォークリフト」が8.7%(7.6%)となり、「台車」が過半を超えた。「けん引車」は低下し、「フォークリフト」の割合は2年連続で増加した。
納入件数の業種別割合のうち、「運輸・倉庫業」向けは7.3%で、前年の3.6%から3.7ポイント上昇。「自動車・同付属品製造業」向けは32.5%と割合は最多ながら前年の31.0%から低下した。
なお、国内・海外の割合は、国内向けが90.4%(前年91.1%)と横ばいで、海外向けは9.6%(8.9%)とやや持ち直した。1システム当たりの台数は、国内向けが3.6台(3.8台)、海外向け5.4台(4.6台)だった。
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