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DHL/世界一周、大陸間航空輸送サービス強化

2012年03月27日/国際

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DHLは3月27日、香港、ロサンゼルス、ライプチヒを結び世界を一周する新規フライトを追加し、大陸間の輸送能力を大幅に強化すると発表した。

今回の新フライト導入によって、日本では関西と中部地区からロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴといった米国西海岸向け輸出の所要日数が、従来の2日から1日に改善する。

国内の国際エクスプレス輸送会社では唯一、中部国際空港を拠点としたエアネットワークを構築していることから、愛知、岐阜、三重、静岡、福井の主要エリア発米国西海岸向け航空貨物について、より遅い集荷締切時間を実現する。

自動車、航空機、電子・精密機器など日系大手製造企業の主力工場が集積する中部地区の顧客にとって、最重要マーケットのひとつである米国へ、より迅速かつ便利なサービスを利用できることになった。

国際航空貨物輸送サービスにおいて重要なトレードレーンであるアジアと米国西部、そしてカナダ間のサービスクオリティが大幅に向上する。

アジアと米国西部、カナダ間の輸送能力が強化されることで、本ルート間の配達所要日数は業界でも屈指の速さとなり、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、マニラ、そして中国全土の主要都市から、ロサンゼルス、さらにはアメリカ西部およびカナダ向けの翌日配送が可能になった。

また、ロサンゼルスからヨーロッパのハブ空港であるドイツ ライプチヒへの接続も改善されることにより、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコの主要都市を含むカリフォルニア州においても、ヨーロッパ向け貨物の集荷締切時間が、従来より最大3時間延長される。

今回の大陸間輸送能力の強化およびサービス向上は、サザン・エア社が運行するB777F型貨物機を新たに3機導入したことにより実現したもの。DHLは計12機のB777F型貨物機を導入することになった。

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