日本郵船は10月21日、2012年3月期第2四半期業績予想を、売上高は9100億円(前回との増減率2.7%減)、営業損失100億円、経常損失150億円、当期損失120億円と下方修正した。
修正理由は、定期船事業では、第2四半期は北米・欧州航路共に夏場に一定の積高の増加があったが、大型新造船の竣工により需給関係の改善が進まず、運賃水準が予想を下回ったとしている。
また、不定期専用船事業では、自動車船の自動車輸送台数は想定通りだったものの、タンカー市況が低迷し、ドライバルク部門も第2四半期前半までの市況低迷の影響を受けた。さらに第2四半期は円高が予想を上回る水準で推移したことを挙げている。
これらの要因から、2012年3月期第2四半期累計連結売上高、営業利益、経常利益は予想を下回る見込み。さらに、一部船舶の処分に伴う損失が発生したため、四半期純利益も予想を下回る見通し。
日本郵船/4~6月の売上高14.8%増、営業利益39.9%増