大塚製薬の物流子会社である大塚倉庫と即席麺のサンヨー食品は7月より、四国地区で共同物流を開始する。
大塚製薬とサンヨー食品の製品特性を活かすことで配送トラックの効率化を図り、輸送コストの軽減とCO2削減を図る。
大塚倉庫では、大塚製薬とサンヨー食品両社の物流特性を調査し、大塚製薬の飲料(ポカリスエット等)とサンヨー食品の即席麺(サッポロ一番等)を組み合わせることで、高いシナジーが見込めるとして、共同化を提案していた。
繁忙期は、即席麺が冬場で、飲料が夏場であることで季節波動による物量の平準化や、重量物と軽量物の組み合わせによる配送トラックの有効活用を促進し、配送先の卸や小売店などへの両社商品の重複率が高いといった、最適な組み合わせであるとの判断によって合意した。
なお、大塚倉庫は、1961年創業以来大塚グループ全体の共同物流を行っており、現在は飲料・医薬品を中心に大塚グループ外のメーカーとの共同物流も展開している。
鈴与/CO2 排出量シミュレーションシステムWebサイトで公開