日本貨物鉄道が4月10日に発表した3月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は191万3000トン(前年同月比0.9%減)、車扱は83万トン(17.4%減)となった。
コンテナ貨物は、紙・パルプ、エコ関連物資等が前年を上回ったものの、自動車部品、食料工業品等が前年を下回り、全体では前年比0.9%減となった。
紙・パルプは震災により被災した生産拠点の復旧、また、エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展によりそれぞれ増送となった。一方、自動車部品は国内需要の減少、食料工業品は一部顧客の生産拠点の変更等によりそれぞれ減送となった。
車扱貨物は、一部区間での輸送終了に伴い減送となった石油をはじめ、セメント・石灰石等も前年を下回り、全体では前年比17.4%減となった。