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岡村製作所/輸送でのCO2排出量が増加

2013年07月17日/SCM・経営

岡村製作所は7月16日、CSR Report2013を発行し、2012年度の輸送にかかわるCO2排出量は、グループ全体の売上増加、プロダクトミックスの変化などにより、2011年度に比べて1100t増加し、2万1300tとなった。

東日本大震災で被災した生産子会社の復興による遠隔地との物流の増加もCO2排出量増加の一因として挙げている。

物流段階での売上高あたりのCO2排出量も2011年度比2.8%悪化となったが、今後もモーダルシフトや輸送の効率化をはじめとする取り組みを継続し、CO2排出量の抑制に努めていくとしている。

国内の各拠点間の長距離輸送などにおいてモーダルシフトとして、横浜-大阪間ではJR貨物の「スーパーグリーンシャトル」を定期的に利用拡大し、2012年度は鉄道と船舶の使用台数は2011年度に比べてともに増加し、782tのCO2排出量削減を実現した。

省資源・廃棄物削減の物流段階での取り組みとして、製品輸送で使用したダンボールを回収し、配送センターや生産事業所でリユースするなど、着実にリユースの対象製品を広げ、2012年度はリユースダンボールの使用により、ダンボールの使用量を286t削減した。

さらに、オカムラ物流の横浜物流センターでは、顧客への製品配送だけでなく、新規家具納入時に回収した使用済みデスクやイスについて、きめ細かな手分別などにより素材のリサイクルを進めており、2008年9月にゼロエミッションを達成して以来、2012年度も継続。その他の物流センターでも、ゼロエミッションの達成を目標にリサイクル率向上に努めている。

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