内閣府は8月26日、今週の指標として、「J-REITによる物流施設などの不動産取得について」を発表した。
<東証REIT指数と時価総額の推移>
<J-REITの増資による資金調達額の推移>
<J-REITによる不動産取得額の推移>
J-REIT(日本版不動産投資信託)による不動産取得は増加し、2013年1~3月期には四半期ベースで過去最高を記録し、その後も高水準で推移している。
取得した不動産の内訳を確認すると、2012年10~12月期以降では、物流施設が最多となっており、J-REITが保有する物件全体に占める物流施設の割合(取得価格ベース)は、3%未満(2012年9月末)から9%程度(2013年6月末)まで上昇している。
この背景には、通販業での取扱アイテム数の増加やジャストインタイムの志向などの顧客ニーズの高まりへの対応などから、高機能な大型物流施設への需要が拡大していることがあると考えられる、としている。