ニチレイが10月29日に発表した2014年3月期第2四半期決算では、低温物流事業の売上高は832億7900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益が44億2300万円(5.9%増)となった。
低温物流事業の内訳は、物流ネットワーク事業が、TC事業で前期に稼働したセンターの貢献や既存顧客の取扱い拡大などにより増収となったものの、車両調達コストの増加などにより減益。
配送車両の効率活用を推進するとともに、地域保管事業との連携などにより輸配送業務の拡大に努めた。
地域保管事業では、地域密着営業を着実に積み重ね、高水準の在庫を維持し増収となったものの、電力料アップの影響などにより減益。
大都市圏では7月に稼働した東扇島物流センター(川崎市川崎区)2期棟や来期稼働の咲洲物流センター(仮称)(大阪市住之江区)など新拠点を見据えた集荷を進めている。
海外事業では、欧州地域で、輸入果汁やチキンなどの在庫が高水準で推移したことに加え、運送需要の着実な取り込みと小売店向け配送業務の取扱い拡大などにより増収・増益。
中国(上海)は、主力のコンビニエンスストア店舗配送業務が堅調に推移し、前期に稼働した第二センターの効果により、増収っとなった。
通期では、売上高1662億円(6.3%増)、営業利益85億円(0.7%減)を見込んでいる。