東京ガスは9月15日、外航LNG船の受入設備となる大型桟橋、LNGタンク、ガス製造設備などを備えた茨城県日立港区内「日立LNG基地」の建設で、 9月15日にLNGタンク屋根上げが完了した。
<日立LNG基地のLNGタンク(左側)とLPGタンク(右側)>
タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法(「エアレイジング」)により、上部まで浮上させる作業。
茨城県内で、エアレイジングによるLNGタンク屋根上げ施工が行われるのは、初めて。
建設するLNGタンクは、直径約86m・高さ約59mで、貯蔵能力は地上式タンクとして世界最大規模となる23万klとなる。
このタンク1基で、一般の家庭の年間使用量の約34万件分に相当する都市ガスを供給できる。
■LNGタンク概要
貯槽容量:23万kl
貯槽内径:約86m
貯槽高さ:約59m
■日立基地概要
敷地面積:約10.4万㎡
主要設備
受入設備:LNG・LPG受入バース、内航船出荷バース
LNGタンク:23万kl(地上式)1基
LPGタンク:5万kl(地上式)1基
LNG気化設備:オープンラック式3基
LNGローリー出荷施設:6レーン
運転開始:2016年3月(予定)
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