LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





富士通/モーダルシフト活用、物流・輸送時のCO2排出量削減

2016年08月09日/生産

富士通グループは8月9日、環境経営の考え方や2015年度の取り組み事例と結果をまとめた「富士通グループ環境報告書2016」を公開した。

<輸送に伴うCO2排出量の推移>
20160809fujitsu 500x291 - 富士通/モーダルシフト活用、物流・輸送時のCO2排出量削減

2015年度は、ICTの提供により約4000万トンの温室効果ガス(GHG)排出量削減に貢献したことや、グループの事業所でのGHG排出量を1990年度比で約35%削減するなど、「第7期富士通グループ環境行動計画」で定めた17項目すべての目標を達成した。

2015年度の物流・輸送時のCO2排出量削減は、10万2000トンだった。国内輸送に伴うCO2排出量は2万2000トン、国際輸送と海外域内輸送で8万トンだった。

売上高当たりのCO2排出量は2014年度比15%削減、2013年度比年平均13%削減となり、2015年度目標と第7期環境行動計画の目標を達成した。

国内輸送では、モーダルシフトとして、鉄道の効率的な活用を継続したほか、新たに他社との共同配送、お届け日調整による積載率向上などに取り組み、トラック台数の減少につなげた。

また、国際と海外域内輸送においても、モーダルシフト(航空輸送から海上輸送への切り替え)、輸送距離の短縮、低公害車両の活用、緊急配送回数削減による配送車両数の削減、航空輸送の階数削減などを実施した。

2016年度目標の「輸送における売上高当たりのCO2排出量を年平均2%以上削減」達成に向けて、富士通グループ全体でCO2削減施策の強化に取り組んでいくとしている。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース