ヤマトホールディングスが1月30日に発表した2017年3月期第3四半期の業績は、売上高1兆1181億4300万円(前年同期比3.1%増)、営業利益580億6300万円(6.5%減)、経常利益582億6300万円(7.7%減)、当期利益357億1900万円(6.3%減)となった。
デリバリー事業では、宅急便が14億3700万個(前年同期比8.3%増)、クロネコDM便が11億4700万冊(0.3%減)だった。
売上高は、引き続き通販事業者への拡販を進めたことや、「宅急便コンパクト」、「ネコポス」の利用拡大に取り組んだことなどにより、宅急便の取扱数量が増加し8872億7000万円となり、前年同期に比べ3.5%増加した。
利益面では、労働力が不足している中、サービス品質を維持するための外部戦力を含めた人的コストの増加や外形標準課税の増税等の外的要因によるコストの増加などにより362億3700万円となり、前年同期に比べ8.8%減少した。
BIZ-ロジ事業の売上高は企業間物流関連サービスが好調であったものの、海外関連事業の伸び悩みに加えて、リコール案件が減少したことなどにより788億100万円となり、前年同期に比べ2.7%減少した。営業利益は32億6900万円となり、前年同期に比べ20.0%減少した。
e-ビジネス事業の売上高は「セットアップ・ロジソリューション事業」における取扱いが拡大したことなどにより337億7200万円となり、前年同期に比べ5.2%増加した。営業利益は72億8200万円となり、前年同期に比べ6.7%増加した。
通期は、売上高1兆4600億円(3.1%増)、営業利益580億円(15.4%減)、経常利益585億円(15.7%減)、当期利益340億円(13.8%減)を見込んでいる。
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