経済産業省が4月28日に発表した3月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1579万kl、前年同月比10.0%減となり、2か月連続で前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(662万kl、前年同月比11.9%増)、アラブ首長国連邦(370万kl、19.8%減)、カタール(136万kl、14.3%減)、イラン(111万kl、13.2%増)、クウェート(105万kl、36.5%減)、となっている。
中東依存度は90.6%、前年同月に比4べ4.7ポイント増と2か月連続前年を上回った。
燃料油の在庫は848万kl、前年同月比3.2%減と20か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ガソリン、軽油、及びA重油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、灯油及びB・C重油は前年同月を下回った。