日本郵船は10月10日、ENGIE SA、三菱商事と立ち上げた船舶向け液化天然ガス(LNG)燃料の供給・販売を行うGas4Seaが、多国籍石油・ガス会社Statoil社によってLNG燃料供給業者に選ばれたと発表した。
2020年からロッテルダム港でStatoil社が運航する4隻のシャトルタンカー向けにLNG燃料を供給する。
供給先となるシャトルタンカー4隻は北ヨーロッパ海域を航行し、Gas4Seaは日本郵船が出資する合弁会社が保有するLNG燃料供給船「ENGIE Zeebrugge」を使用する予定。
「ENGIE Zeebrugge」は今年初めに竣工し、現在ベルギーのゼーブルージュ港で自動車専用船2隻に対しLNG燃料を供給している。
同船は約5000立方mのLNGタンク容量を有しており、ゼーブルージュ港だけでなく近隣港でもサービスを提供できる。
日本郵船グループは、Gas4Seaのパートナーと共に、従来の重油と比べてクリーンで、安全かつ経済性にも優れたLNG燃料を展開することで、ヨーロッパを皮切りに全世界で船舶による環境負荷の低減に貢献していくとしている。
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