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ヤマトHD/ECで注文したアパレル、実店舗でフィッティング実証実験

2017年12月20日/SCM・経営

ヤマトホールディングスは12月20日、顧客がアパレル関連商品をECで注文した後に、生活導線上の実店舗でフィッティングした上で受け取りができる新たなサービスを開発し、実用化に向けた実証実験を2018年1月4日から実施すると発表した。

<サービス概要図>
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実験内容は、参加事業者指定の通販サイトから注文した際に、受け取り場所を「アトレ大森店」に指定することで、「Fittingステーション」での受け取りと試着ができる。返品の場合も、常駐の専門スタッフが対応する。

結果を基に、利用コストを検討し、2018年度中の実用化に向けて取り組んでいく。

サービスでは、ヤマトグループが実店舗内に「Fittingステーション」を用意し、「注文した商品の保管」、「試着」、「決済」、「受け取り」、「返品」といったサービスを常駐の専門スタッフが提供する。

購入者は、ECで商品を注文する際にこのサービスを申し込むことで、指定した「Fittingステーション」で受け取り、その場で試着し、購入の有無を決定することができる。

イメージと異なる場合には、返品手続きを「Fittingステーション」常駐の専門スタッフに依頼することが可能。

購入者には、生活導線上で手軽に受け取れる。店舗がオープンしている時間帯であれば、自身のスケジュールに合わせて受け取れる。実際に商品を試着してから、購入有無を決定することが出来るので、安心して買い物ができる。

返品業務を「Fittingステーション」内で依頼することが可能となり、手間等を軽減できる等のメリットがある。

EC事業者には、ヤマトグループが用意する「Fittingステーション」を複数の事業者でシェア利用することで、出店コストの削減が可能となり出店しやすくなる。

顧客との接点(タッチポイント)の充実が図れる。顧客宅ではなく、「Fittingステーション」にまとめて配送することで、配送・返送コストを圧縮できる。

返品対象となった商品は、「Fittingステーション」内ですぐに返品処理をするため、返品遅れによる販売機会損失を防げる。「Fittingステーション」常駐の専門スタッフの管理により在庫・試着時の商品の状態確認が可能などのメリットを受ける。

配送業者は店舗納品によって再配達を削減し、集配生産性を向上できる。

■実証実験概要
期間:2018年1月4日(木)~3月30日(金)
場所:アトレ大森店 3階(改札階)イベントスペース
(営業時間:10時00分~21時00分、土日祝含)
実証実験参加事業者:かねまつ、三陽商会、ディノス・セシール

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