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大阪北部地震/大型物流施設では人的被害なし、建物の一部に破損

2018年06月18日/SCM・経営

6月18日に大阪北部で発生した地震による被害状況は徐々にあきらかになっているが、大型物流施設では大きな被害は報告されていない。

日通では、倉庫等のシャッターが閉まらないという不具合やエレベーター周りのコンクリートが一部剥がれるなども報告されているが、大きな損傷はない。各拠点からの大阪市内への配送は道路事情により半日から1日程度の遅れがでているという。

ヤマト運輸では、一部の拠点で若干の破損があった程度で、現時点では大きな被害はない。道路が混雑しており、今後宅急便等で影響が出るものと予測している。その情報は同社のホームページ上に順次掲載するとしている。

佐川急便では施設そのものにはほとんど破損はなかった。配送に関しては、エリア的な違いもあり、遅延が発生する可能性があるが、現在情報収集中だという。

プロロジスの関西の物流施設では若干棚の荷崩れがあった程度。ただ、エレベーターや垂直搬送機が自動的に止まったため、その回復にメーカーの対応が間に合っていない。従業員は、地震発生が朝の7時58分で、公共交通機関が止まったことにより、出社をあきらめた人もいた。

日本GLPが、開発、運営する対象エリアに立地する施設については、業務に影響を及ぼす破損等は確認されていない。プロパティマネジメントとエンジニアリング部を中心に現地での顧客への対応に当たっている。

大和ハウス工業では、情報収集中としながらも、物流施設に今のところ大きな被害はない。物流施設の従業員の通勤時間帯ということもあり、自宅待機となったケースもあった。

オリックスでは、物流施設自体には大きな損傷はない。一部でエレベーターが緊急停止しているが、壁の一部がはがれたことから、メーカー確認が必要ということで止まっている。

ESRの関西の物流施設ではまったく被害はなく、オペレーション面でも今のところは問題ない。従業員の通勤面では乱れたものの、通常通りの営業を行っているとの報告を受けていると話した。

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