日本電気(NEC)とインテージは6月21日、多様な業種・業界での製造、卸・物流、販売のバリューチェーン全体で需給を最適化するビジネスで、ビジネスパートナーとして協業すると発表した。
両社は協業により、今年2月に発表したバリューチェーン全体で需給を最適化するNECのデータ流通基盤「需給最適化プラットフォーム」と、データ解析の要となるインテージのSRI(全国小売店パネル調査)やSCI(全国消費者パネル調査)等のさまざまなデータや分析ノウハウを組み合わせることで、この基盤の需要予測精度の向上とそれらを活用した商品需要予測サービスの提供を共に推進していく。
インテージは、この基盤やNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」を活用することで、マーケティング効果測定やデータ解析支援サービスといった既存サービスでの分析業務の効率化や新たな規則性の発見による新サービスの事業化を目指す。
需給最適化プラットフォームは、さまざまなデータ事業者から提供される情報(気象情報、POSデータ、オープンデータ等)や、バリューチェーンを構成する企業のデータを相互活用し、これまで企業ごとに行っていた需要予測精度の向上を実現するもの。
製造企業の在庫・生産の適正化や、卸・物流企業の在庫の最適化、リソースの効率化、販売企業の発注の適正化等、食のバリューチェーン全体の最適化を図る。
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