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日野/大型ハイブリッドトラック来夏発売、CO2を15%削減

2018年07月17日/IT・機器

日野自動車は7月17日、大型トラックにハイブリッドシステムを搭載した「日野プロフィア ハイブリッド」を開発したと発表した。

<日野プロフィア ハイブリッドの走行イメージ>
20180717hino1 500x334 - 日野/大型ハイブリッドトラック来夏発売、CO2を15%削減

<システム作動イメージ>
20180717hino2 500x227 - 日野/大型ハイブリッドトラック来夏発売、CO2を15%削減

25年以上にわたるハイブリッド開発の実績をもとに、これまで難しいとされていた、高速走行が多い車両で燃費効果の発揮できるハイブリッドシステムを実現したという。

すでにディーゼル車で好評な先進安全技術も備え、環境性能と安全性能を高次元で融合させた革新的な大型トラックとして、2019年夏に発売する。

大型トラックは、高速道路での定速走行が中心で発進・停止の頻度が少ないことから、これまでハイブリッドには不向きとされていたが、同社は、トラック質量の大きさゆえに下り坂での減速エネルギーが非常に大きいことに着目し、3D地図情報などをもとにルート上の勾配を先読みし、AIが走行負荷を予測し最適なハイブリッド制御を行うという、世界初の技術を採用した新ハイブリッドシステムを開発した。

これにより、減速エネルギーを効率的に回生し活用することで、大型トラック特有の走行条件における燃費効果を実現し、社内試験において、ディーゼル車に対し約15%のCO2削減効果が得られているという。

積載性や航続距離といったトラックとしての基本性能と使い勝手はディーゼル車と同等のまま、燃費低減による運行経費の節減が見込める。

さらに、モーター走行による走行中の騒音や振動を低減し、外部への給電機能も備えており、災害時の非常電源装置としても活用することが可能。

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