日本貨物鉄道(JR貨物)が9月12日に発表した8月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は126万3000トン(前年同月比27.2%減)、車扱は73万8000トン(7.7%増)となった。
8月は、「平成30年7月豪雨」と台風20号接近・上陸の影響などで、高速貨1402本、専貨19本が運休となった(前年は、高速貨133本、専貨8本が運休)。
コンテナは、紙・パルプが山陽線不通の影響で中国・九州地区からの発送が大きく落ち込み、大幅な減送となったほか、自動車部品、積合せ貨物、化学工業品・化学薬品、家電・情報機器など全ての品目で前年を大きく下回る実績となった。
車扱では、前年に比べ気温が高く推移したことによるガソリン・軽油の消費量増加を受けて、石油が比較的好調だったほか、セメント・石灰石も需要が増加したことで大幅な増送となった。
コンテナ・車扱の合計は前年同月比17.3%減となった。